香港よいとこ

そしてまた競馬のお話・・・。


香港でおこなわれた香港国際競争シリーズが先週ありました。1日に4つのカテゴリGⅠを開催する今や世界が注目のレースとなっています。


4つのGⅠの内訳は
芝2400mの香港ヴァース
芝1000mの香港スプリント
芝1600mの香港マイル
芝2000mの香港カップ


この内今年はヴァースに今年皐月賞2着 ダービー3着 菊花賞4着のディープインパクト世代の影の苦労人「シックスセンス」。
スプリントに今年高松宮記念1着 スプリンターズS3着 気が着いたらスプリンター「アドマイヤマックス」。
マイルに今年の安田記念制覇。天覧天皇賞4着をステップに、秋はここが目標のマルガイサイボーグ「アサクサデンエン」。
同じくマイルに今年のマイルCS勝利。成績は1着か掲示板にも載らないかの二つに一つのギャンブルストライカー「ハットトリック」。


の4頭が出走しました。


まずはヴァース。
シックスセンスは後方追走から直線追い上げ、内から抜け出したウィジャボートに2馬身1/2せまったところがゴール。初の海外GⅠは2着。が、大健闘でしょう。ディープがいなけりゃ皐月賞馬だったし3冠皆勤賞で全て掲示板なら立派なもの。しかし狙ったように2着だったなと言うのも本音だが・・・w頼むからシルバーコレクターにならないことを祈るかぎり。タイプがステイゴールドとものすごいかぶるんだよな・・・。実際日本でディープインパクトと走るなら海外行ってた方がGⅠ勝てる気がする。この際来年は海外転戦でいいんじゃないか?wシックスセンスが2着に来たことで、海外メディアがディープインパクトにめちゃ関心をよせているというのも事実。「この馬でも歯が立たない馬が日本にいるのか」と香港の競馬場なのにあちこちから「ディープ」「ディープ」聞こえていたらしい。なんにせよGJ。ファンが一気に増えそうだ。


スプリントはアドマイヤマックス11着。
ふがいないっちゃふがいないけどまぁこんなもんでしょ。ピークは過ぎた感があるし、なにより1000mはいくらなんでも短すぎると思われ・・・。ベストは1300とか1500とか中途半端な距離の左回りじゃないか?と思うわけでw(そんなレースねぇよ)あとは武以外では走らないし応援はしても期待するのは酷でしょう。こいつはここが引退レース。ほんとお疲れ様。

最後に今年の日本馬のメインのマイル。
なんとハットトリック大外鋭く伸びて2着ザデュークに1馬身1/4差の1着。デンエンも一緒に伸びてくるもじりじりで6着。まぁこれでも大健闘。しかしハットトリックはめずらしい馬だ。なんでもギアが入っても加速に時間がかかるらしく、最高速に到達する前にレースが終わってしまうらしい。今回のペリエJは前回マイルCSからそのあたりをよく心得ていたので仕掛けが早いのなんのって。ほぼおっつけ通しなんですが、最後の足は文句無く一番切れていました。角居調教師曰く「やっと騎手に、この馬に対する乗り方の説明の仕方がわかった」らしい。
これでハットトリックGⅠ2勝目。角居厩舎は海外GⅠを違う馬で違う国で2勝。これも快挙。去年あたりから角居厩舎は急に走りすぎ。一体ナニガあったのかと・・・・。
アサクサデンエンもがんばった。人気こそハットトリックに負けてはいたけど、戦前はあの香港の英雄サイレントウィットネス安田記念で勝った馬ってことでハットトリックよりも注目を浴びていたくらい。馬体も輝いていたし筋肉隆々でまさにサイボーグ。
負けたといっても差の無い6着だし問題なし。来年はハットトリックと共に日本のマイル勢を率いていってもらいたいものだ。



今回こいつらの戦いを見て更に思ったのは、日本馬全然強いやんかって事。確かに日本のトップクラスの馬達だったんですが、今年夏にはシーザリオアメリカでGⅠ1着。ゼンノロブロイはイギリスでGⅠ2着。十分世界のトップクラスと勝負になりますね。ディープインパクトは言うに及ばず・・。リンカーンとかバランスオブゲームとかって海外のほうがGⅠ勝てる気がするんだが・・・・アドマイヤジャパンインティライミなんかもね。



来年ディープが日本で勝ちあさるなら中堅どころは全部海外行くってのはどうよ?その点シックスセンスはいい判断だったと思う。





っつーかフサイチリシャール海外挑戦しろよっと言ってみるテスト。




まじで英2000ギニー→セントジェームスパレス→サセックスS→クイーンエリザベスⅡ世Sとか全部良い勝負になる気がするんだが・・・。



松田国の必殺破天荒ローテーションに大いに期待したいです。